目次
デビットカードを作った理由のアンケートを株式会社ジェー・シー・ビーが行っています。今回はデビットカード発行の理由のアンケート結果について考察します。
デビットカード発行の理由 n=449
出典:株式会社ジェーシービー :【クレジットカードに関する総合調査】2015年度版 調査結果レポート
結果
1位は「金融機関のキャッシュカードについてきたため」
2位は「使いすぎないから」
3位は「審査がないから」
4位は「ATMでいちいち現金を下ろす手間が省けるから」
考察
1位は「金融機関のキャッシュカードについてきたため」
「金融機関のキャッシュカードについてきたため」という理由はブランドデビットではなく、Jデビットのことを指している可能性が高いのですが、今後は銀行口座を開設したときに、キャッシュカードではなく、デビットカードを発行するケースも増えてくることが予想されます。
イオン銀行では「イオン銀行CASH+DEBIT」というキャッシュカード一体型のデビットカードを発行しているぐらいですから、今後はキャッシュカード一体型のデビットカードが主流になる可能性があります。
2位は「使いすぎないから」
「クレジットカードは便利なことは知っているけれども、自分の意志の弱さを知っているから利用しない。」
「クレジットカードで買い物をしすぎて失敗した経験がある。」
・・・
というように「自分の口座残高以上に気軽に使えてしまうクレジットカードは怖い」と考える方は多く、結果として「残高のある分しか利用できず、使いすぎないから」という理由でデビットカードを発行する方が多いようです。
1位の「金融機関のキャッシュカードについてきたため」というのは半ば強制の理由ですので、本当の意味では「使いすぎないこと」がデビットカード発行理由で一番多いものとも言えるのです。
3位は「審査がないから」
厳密に言えば、審査がないわけではないのですが、クレジットカードのように返済力を審査することはないということです。
銀行口座にある残高分しか利用できないので、銀行にとっても審査する必要がなく、貸し倒れリスクを追わないのです。
ただし、連絡がつかない方や犯罪者に使わせるわけにはいかないので、口座開設時に発生する審査(住所確認、本人確認)レベルの審査は必要になります。
- クレジットカード審査に通らない方
- 過去に債務整理や返済遅延などの返済事故を起こした方
などがデビットカードを発行しているようです。
4位は「ATMでいちいち現金を下ろす手間が省けるから」
「ATMでいちいち現金を下ろす手間が省けるから」というのは、給料日などで銀行に列をなしている方を見ればうなずけます。
デビットカードがあれば、ATMから現金を下ろさずにVISAやJCBの加盟店でそのまま買い物や支払いに利用することができます。
また、ATM手数料が割高という印象を持つ方も多く「ATMを使わないで済む」というのはデビットカードを発行する大きな要素となっているようです。
まとめ
デビットカード発行の理由を見ると
1位の強制的な理由を除けば
- 使いすぎない
- クレジットカードのような審査がない
- ATM手数料が発生しない
- ATMでおろす手間がない
という理由があるようです。
デビットカードの比較をする参考にしましょう。