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デビットカードの活用方法は色々なものがありますが、今回はATMを利用しないでデビットカードを使ってATM手数料を節約する方法について解説します。
銀行のATM手数料はばかにならない!
銀行のATM手数料はかなり高い手数料設定となっています。
三菱UFJ銀行のATM手数料 ※2016年8月時点
三菱UFJ銀行ATM
平日
8:45~21:00 → 0円
その他の時間帯 → 108円
土曜・日曜・祝日
8:45~21:00 → 0円
その他の時間帯 → 108円
コンビニATM
8:45~18:00 → 108円
その他の時間帯 → 216円
です。
実際に経常利益率が3割を超える高収益企業のセブン銀行のデータを見てみます。ご存知のとおり、セブン銀行はセブンイレブンにATMを設置している銀行です。
ATMの利用件数と単価の推移
2014年度を見てみると
1人1回ATMを利用すると手数料で136.2円支払っているという結果になっています。
1年で、セブンイレブンだけで7億4300万回のATM利用があるのです。
そのうちの預貯金金融機関のATM利用は6億7900万回です。
セブンイレブンだけでこの数字ですから
仮にコンビニで、セブンイレブンの3倍の数のATMがあって、子供と高齢者を除いた日本人1億人が利用していると仮定した場合
3倍 × 7億4300万回 / 1億人 = 22回/年
1人につき、1年に22回、月2回ぐらいはコンビニATMを使っている計算になるのです。
22回 × 136.2円 = 2996.4円
1年で約3000円もATM手数料を支払っているのです。
この数字はコンビニATMだけですので、銀行ATM利用の時間外手数料も含めれば、4000円~5000円は1年で使ってしまっていると考えて良いでしょう。
- 1回のコストが少額であること
- 実際にお金を払わずに残高から引かれていること
から、使っている実感はほとんどありませんが、計算してみると日本人はかなりの金額をATMに使ってしまっているのです。
デビットカードを活用すればATMの利用回数を減らせる!
デビットカードを使えば、提携しているVISA加盟店、JCB加盟店で支払い時に利用することで、口座残高からリアルタイムで引き落としされるようになります。
デビットカードを使えば、銀行口座のお金を使って、買い物ができるということなのです。
だとすれば、わざわざATMで引き出してまで、現金を財布に入れておく必要性はないのです。
当然、現金が必要なケースもあるのでATMの利用回数をゼロにすることはできませんが、デビットカードでATMの利用回数を半分にすることは難しいことではないはずです。
クレジットカードに抵抗がある方でも、デビットカードであれば使いすぎる心配もありません。
「支払いはできるだけデビットカードを使う」
このことを心がけておくことで、財布の中の現金が減るスピードが遅くなり、ATMの利用回数が減ります。当然、ATMの利用回数が減れば、ATM手数料を支払う回数も減るため、節約ができるのです。
まとめ
コンビニATMを使うことが月1回以上ある方は、デビットカードに切りかえることで、ATM手数料を節約することが可能です。
年4000円~5000円のATM手数料が半減したとしたら、5年、10年単位では数万円のお得につながるのです。これに加えて、ポイント付与やキャッシュバックのメリットもあるのです。
「支払いはできるだけデビットカードを使う」ことを心がけましょう。